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【 3.玉切り・薪割り作業 】
 樹木の構造・特性を理解したうえで、いよいよ「薪づくり」です。
その原料(原木)は、当然のことながら太さ・曲がり方などまちまちです。
「焚き付け」「中焚き」「継続焚き」と、用途に応じた大きさがあるので、
同じような大きさの薪をそろえて作る必要はありません。
 その丸太に見合った薪を作れば良いだけなのです。
 曲がった木は短く切り、大きな節(枝部)があれば大きく割ります。
このようにして作った薪は、用途別に分けて保管するようにします。
コナラの原木(2.1m) (コナラの原木)
 まず、丸太をストーブに見合った長さに切る事(玉切り)からはじめます。
チェンソー(電動式・エンジン式)を使って、燃焼室の長さギリギリではなく、
5〜10センチ短くなるようにします。
 チェンソー作業は「キックバック」など非常に危険を伴う作業です。
初心者の方は熟練者のもとでの「修行」をオススメします。
 また、経験豊富な方でも必要な保護具を着用するなどして、
安全な作業を心がけましょう。
チェンソーで玉切り(エンジンチェンソーでの玉切り)
 玉切りの次はいよいよ「薪割り」です。作業のポイントは、
  ・木の芯をねらう
  ・最下部まで「割り切る」
  ・「回転力」は危険
 極端に太い丸太は例外として、右の写真にあるように、「木の芯」をねらいます。
「木の芯」とは円の中心ではなく年輪の中心部のことで、
一発でキレイに割れます。
 アックス(斧)を狙い通りに振り下ろすことができればOKです。
 丸太を台の上に載せてアックス(斧)を両手でしっかり握り(利き手が前)、
足を軽く前後させ(利き足が前)、丸太に正対します。

 このとき、上端面に対して垂直にヒットすることを確認します。
 
 太めの丸太なら少し手前を割るようにすれば柄が引っかからずに割れ、
柄も傷みません。
 アックス(斧)を静かに振り上げ、目標に向かって一気に振り下ろします。
 上端面を「打つ」のではなく、最下部まで「割り切る」というような感覚で。

 うまく「割り切る」には、アックス(斧)を振り下ろすと同時に「ヒザ」を
落とせばよいでしょう。常に「ヒザ」を使うように心がければ上手に
割れるだけでなく、腰への負担が軽減されます。
 腰痛のアブラ汗より、日ごろのストレス解消も兼ねた気持ちイイ汗がかけますよ。
 先に述べた作業ポイントのうち、「回転力」は危険という項目がありました。
「肩」を中心にした円弧を描くようなラインで、アックス(斧)の遠心力を利用した
振り下ろし方は危険な上に、身体(とくに腰)に大きな負担をかけます。
 「薪割りは腰が痛む」という方は、もしやこのような姿勢が原因かもしれません。

 アックス(斧)の柄の端っこを持って遠心力に頼ってしまうと、アックス(斧)の
刃部が自分の足元に向かってきます。それを避けるように薪割り台に刃部を
当てて止めるため、腰を引いて姿勢を下げてしまい、身体に余計な負担が
掛かってしまいます。
 刃部が足元に向かってくるのは何とか止めることはできても、割った薪が
自分に飛んできたりする場合もあります。
 両足を揃えて腰を引いたような姿勢での薪割りは、これらの危険が潜んでいます。

 以上、丸太の玉切り・薪割りの基本的な作業の仕方を説明してきましたが、
これらの作業は単に「重労働」なだけではなく、常に危険と隣り合わせの
作業だといえます。
 ここで説明した作業方法も絶対に危険を回避できるということではありませんが、
ご自分に合ったやり方を見つけ、さらに安全で快適な作業ができますように
お役立ていただければ幸いです。
※おことわり※
・上記についての事故等に関して当店は一切の責任を負いかねます。
 自己責任のもと快適安全作業に心がけてください。
・当店取り扱いの商品は、大きさなど一定にするため機械割りの製品です。

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